農園から採取したイースト菌使用！独自のアナエロビック！

ミナスジェライス州カンボ・ダス・ヴェルテンテス地域に位置するサマンバイア農園は、カンブライア家が100年以上にわたり経営してきたコーヒー農園です。現在の農園主であるエンリケ・カンブライア氏は、父の死後、20代前半で農園を引き継ぎ、試練と挑戦を乗り越えてきました。

エンリケ氏が海外でブラジル産コーヒーの存在感の薄さを見て驚愕し、スペシャルティコーヒーの生産に取り組み始めました。地元の他の生産者と組織したサンコーヒー生産者組合を通じて、自分たちのコーヒーを世界中に広めるために、バックパックを背負って世界各国を巡りました。その情熱と献身性が評価され、現在では私たちが目の前に持つコーヒーとなっています。

サマンバイア農園の特長は、その独特な製法と一貫した品質です。ハンドピックで収穫されたコーヒーチェリーに自家培養のイースト菌を加え、プラスチック樽や袋に入れで72時間嫌気性発酵させ、アフリカンベッドで30日間乾燥させます。

このアナエロビックファーメンテーション、つまり嫌気性発酵法は、農園で3年間続けており、イースト菌が糖を消費して酸とアルコールを生成し、コーヒーに独特のコークフレーバーをもたらします。農園では、自然に採取したイースト菌を使用し、酵母を培養し、発酵時に使用します。この自家製イーストが農園のコーヒーに深みと独特の風味をもたらし、世界中のコーヒー愛好家からの評価を得ています。

生産地 ：ミナスジェライス州スルデ・ミナス
農園名 ：サマンバイア農園
生産者：エンリケ・ジアス・カンブライア 品　種 ：イエローカトゥアイ 標高 ：1,000-1,200m 精製 ：アナエロビック ナチュラル イースト