イエメンモカハラズシャムス入荷しました!
イエメンモカハラズシャムス入荷しました!
モカと聞けば一度は飲んだことのあるコーヒーの一つではないでしょうか。
実はこのモカ。
一般的にはイエメン産、または、エチオピア産のコーヒーのことを言います。
モカというのは産地のことではなく、港の名前なんです。
意外と知らないですよね(笑)
今回のモカハラズシャムスはイエメン産のコーヒーです。
まぁ、ハラズとついたらイエメン産です。イエメンのハラズ地区のコーヒーということになります。そのほかにはモカマタリもイエメン産ですね。
エチオピア産だと、モカハラー、モカシダモという名前が付けられます。
シャムスとは現地語で「太陽」の意味を持ちます。
ハラズ地域の農家さんたちのコーヒーから厳選した商品で、彼らが暮らすこの地域は標高が高く、太陽がとても近く感じます。
燦々と降り注ぐ太陽に照らされる彼らのコーヒーと同じように、この商品が広く日本のロースターさんを明るく照らし、広がっていってほしいという願いを込めて命名されたそう。
ファミリービジネスとしてコーヒー栽培を生業にしている農家が多く、均してそれぞれ1エーカー。いわゆる小規模農家に属します。
1エーカーは約1200坪の大きさで、サッカーコート1面分ほどらしいです。
イエメンはかなり標高が高く1700m〜2200mの山地で栽培されています。
イエメンのコーヒーは探しても数が少なく、商社さんによっては扱っていないところも多いです。
紛争中なのも大きな理由の一つかもしれません。
このコーヒーを扱って3年目になるかと思いますが、年々品質が上がっているように感じています。
ファミリービジネスとして栽培されていることが多いのですが、もともと庭にあったコーヒーの木から取れた実を販売している人も多いそう。
そのため他国と違い、手間隙かけられたコーヒーではなかったように感じます。
ただ、品質が上がった背景には、世代交代が起こりつつあるようです。
スペシャルティコーヒーは良いものを適正な価格で買うシステムでもあるので、生産者の方も良いものを栽培したらしっかりとお金を稼げると分かってきたのかもしれません。
以下商社さんからの転載です。
モカオリジンズとイエメンの内情
品質の高いコーヒーを作り、より多くの人にイエメンのコーヒーを届けたいと活動しているのが、アル・モガヘッド・タレックさんです。 イエメン出身のタレックさんは、2014年に日本の大学に留学されました。ちょうどその頃から、母国イエメンでは内戦が激化しました。 イエメンに住む家族と電話する度に空爆の音が鳴り響いていたそうです。母国のために何ができるのか、タレックさんは考えました。 「コーヒーが、内戦で疲弊したイエメンの経済を救うかもしれない。そして、コーヒー栽培できちんと生活ができるようになれば、カートの乱用も減るはず。」 そんな思いから、大学卒業後に日本人とともに「モカオリジンズ社」を立ち上げました。社名のモカオリジンズには、「イエメンのモカ港がコーヒー輸出の起源である」という意味が込められています。 農家さんと一緒にコーヒー作りに取り組むのは、現地に住むタレックさんの兄、コサイさん。タレックさん兄弟は、「市場価値の高いスペシャルティコーヒーを作り、高値で売ることができれば、農家に多くの利益を還元できる」と考えました。
高値で売れるコーヒーを作るためには、徹底した品質管理が必要になります。特に重要なのが収穫の際、しっかりと熟したコーヒーチェリーだけを選んで収穫することです。それは、農家さんにとってはとても手間のかかることなのですが、コサイさんは、農家さんに向けて何度も発信し、呼びかけ続けました。今では多くの農家さんがコーヒーチェリーの収穫のタイミングを守るようになり、品質の揃ったコーヒーが作れるようになりました。 このような農家さんたちのたゆまぬ努力が、品質の高いおいしいコーヒーを作り出しているのです。
「助けは、求めていないんです。」とタレックさんは言います。 おいしくて品質の高いイエメンのコーヒーが評価され、多くの人に楽しんでもらうことが、イエメンの国の経済や戦下を生きる人々のためになる。 イエメンに平和が訪れること、そしてコーヒーを通して多くの方にイエメンを身近に感じていただけることを祈りながら、希少なコーヒー豆を皆さんにお届けします。
イエメン モカハラズ シャムス
単一の農家さんロットもいいけど、「もうちょっと値ごろ感のある、でもちゃんと美味しいイエメン モカ」も作ろうということで、商社さんが作ってくれました!
お手頃なイエメンのモカ!!
単一の農家さんロットは超高価格、仕入れるにもなかなか手が出ないので、お店にもお客さんにも優しいのがこのモカハラズシャムスです。