冷凍したコーヒーの結露、実際どうなのか実験してみました
「粉を冷凍庫で保管すると、結露は大丈夫ですか?」という質問をいただきました。
よく言われる話なので、実際にわざと結露させにいった粉と、普通に出し入れした粉を用意して、飲み比べてみました。
結論を先に言うと、結露そのものより、空気に触れる回数の方が効いていそうでした。
結論|気にするのは結露より「さっと出して、さっとしまう」
結露を心配するより、出し入れをさっと済ませることの方がずっと大事だと思います。
保存方法そのものの基本は、以前書いた「コーヒー豆の保存はどうする?|冷凍が正解な理由と袋・期間まとめ」の記事にまとめてあるので、そちらも合わせて読んでみてください。
実験のやり方
4〜5日前に挽いた粉を2つ用意しました。どちらも冷凍庫で保管しています。
- A:わざと結露させにいった方 取り出したあと開封したまましばらく置いたり、何度も出し入れしたり、袋を開けて中を混ぜたり。いわゆる「やってはいけない」と言われることを、数日間くり返しました。
- B:普通に出し入れした方 さっと取り出して、さっと空気を抜いてしまう。それだけです。
この2つを淹れて、飲み比べました。
淹れてみた結果
膨らみは、やっぱりBの方がいいかなという感じでした。開封の回数も、空気に触れた時間も短いので。
ただ、思ったより差は小さかったです。最初はもっと差が出ると思っていたのですが、少し時間が経つと、膨らみ方はそんなに変わらない印象でした。
淹れている最中の感じも、特に変わった印象はなかったです。
飲み比べてみると
飲み比べると、Bの方がまろやかというか、こっちの方が美味しいなという感じはありました。
かといって、Aが特別に酸っぱいとか、苦みが出ているというわけでもないんです。
飲み比べて、やっと分かるかなという程度の差でした。Aも普通に飲めます。
差の正体は「結露」というより「酸化」かもしれません
影響は多分あるんですけど、それが本当に結露のせいかと言われると、ちょっと分からないというのが正直なところです。
Aは出し入れが確実に多かったですし、空気に触れた回数も時間も長かったので。
どちらかというと、結露するからダメというより、空気に触れて酸化するからダメ、の方が僕の感覚には近いです。
そもそも豆は結露しているのか
これは実験というより、日々やっていて思うことなのですが。
冷凍庫から出した袋を見ると、豆より先に袋の方が結露しています。表面に水分がついているのが分かります。
つまり、袋が豆を守ってくれている状態だと思うので、そこまで心配しなくてもいいんじゃないかなと。
そして、豆を袋から出しても、コップが結露するみたいに表面に水がつく、というのは見たことがないんですよね。豆は表面積も大きいので、結露するなら分かりそうなものですが。
中が結露するのでは、とも考えたのですが、豆の内部は気泡がたくさんある状態なので、多分結露しないはずです。
うちの袋は、見た目はクラフト紙ですが、中を開けるとアルミ蒸着になっています。これならまず問題ないと思います。
ただ、外も中も紙だけ、という袋だとバリア性がないので、紙が水分を吸って内側が湿る、ということはあるかもしれません。
油が滲み出てくるタイプの袋を見かけることもありますし、素材によっては事情が変わりそうです。
小分け保存はおすすめしません
「冷凍するなら、1杯分ずつ小分けにして保存するといいですよ」とよく言われますが、僕はおすすめしないです。
まず、手間がかかりすぎます。
そして、小分けにしている作業の間に、たくさん空気に触れてしまうので。それなら普通に、さっと出してさっとしまう方がいいと思います。
なお、常温で保存した粉と冷凍した粉を飲み比べた話は、常温保存した粉と冷凍保存した粉、飲み比べてみた結果に別で書いています。今回とは比べているものが違うので、合わせて読んでみてください。
まとめ
- わざと結露させた粉と普通に扱った粉、飲み比べてやっと分かる程度の差だった
- 差の正体は結露というより、空気に触れる回数・時間(酸化)に近そう
- 豆より先に袋が結露してくれるので、袋がちゃんとしていれば心配しすぎなくていい
- 小分け保存は手間のわりに、空気に触れる時間が増えるのでおすすめしない
- 気にするなら「さっと出して、さっとしまう」
FAQ
Q. 冷凍庫から出したあと、常温に戻してから開けた方がいいですか?
Q. うっかり出しっぱなしにしてしまいました。もうダメですか?
Q. 豆と粉で、結露の心配は変わりますか?
Q. 結露するからダメ、という話はよく聞きますが間違いですか?
冷凍保存を難しく考えすぎると、それだけで面倒になってしまうと思います。
さっと出して、さっとしまう。それだけ意識してもらえれば十分かなと思います。
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