4:6メソッドをやらない理由|スケールがなくても淹れられる方を基本にしています
4:6メソッドについてどう考えているか、あえてやらない理由を教えてほしい、という趣旨のコメントをいただいたので、答えてみます。
先に言っておくと、否定しているわけではまったくないです。やらない理由は、味の良し悪しの話ではなく、道具のハードルの話だと思っています。
結論|コーヒー用のスケールが必要になるから
4:6メソッドをやろうと思うと、コーヒー用のスケールがほぼ必須になります。
グラムだけでなく、時間と、いま何g注いだかが同時に分かるタイプのものです。
僕はこれを買うのって、けっこうハードルがあるなと思っていて。だから、スケールを使わない前提の淹れ方を基本にしてお伝えしています。
60gを5回に分ける、が難しい理由
4:6メソッドは、60gを5回に分けて注いでいく淹れ方です。
でも、いま60g注げているかどうかって、スケールがないと分からないんですよね。
僕自身、コーヒーを始めたときは使っていなかったですし、実家の母親が使っているのも見たことがないです。
一般的に見ても、家で使っている人は少数派だと思います。
うちで基本としてお伝えしている淹れ方は、コーヒー屋が押さえる5つのポイント|引き算で家ドリップを楽しむにまとめてあるので、よければそちらも合わせて読んでみてください。
使っている人向けに考えるよりも、使っていない人向けの淹れ方を基本にした方がいいなと僕は思っています。
それが、4:6メソッドをやらない理由です。
「バシャバシャ注ぐ」流行についても同じです
最近は、ドームを崩して勢いよく注ぐ方向の流行もあるみたいですね。僕はあまり詳しくないのですが。
僕がドリップで面白いなと思っているのは、やっぱりあのもこもこが見える瞬間なんです。
勢いよく注いでしまうと、もこもこは見られなくなってしまうので、それだと僕には面白くないなと。
もこもこを見るのが好き、もこもこさせたい、という方に向けてお伝えしているので、今の淹れ方になっています。
もこもこの膨らみについては、以前「「コーヒーのドームを崩すな」は本当?膨らむ理由と美味しい淹れ方の正解」でも書いているので、気になる方はそちらも読んでみてください。
「高いレベルで美味しさが担保された淹れ方」はあるのか
いただいたコメントの中に、美味しさが高いレベルで担保された淹れ方だ、という趣旨の表現がありました。
正直に言うと、そういう淹れ方はないんじゃないかなと思っています。
美味しさの基準って本当に人によってバラバラなので、どんな淹れ方でも、その人に合わせた調節は必要になるかなと。
淹れ方や時間を追いかけるよりも、自分の「美味しい」を見つけてもらう方が近道だと思っています。
とはいえ、スケールが便利だと思った瞬間もあります
否定ばかりでもなくて、最近ちょっといいなと思ったことがあります。
2杯分を淹れるとき、サーバーから一度すくって量る、みたいなことをせずに、そのまま量って注げるのが楽だなと。
あと、豆の量を正確に量れるのは、素直にいいことだと思います。
置いてあっても邪魔になるものではないですし、意外と使えるシーンは多いかなと思います。
始めたての方というよりは、いろいろ飲んできて、もう少し美味しく淹れたい・いろんな淹れ方を試したい、と思い始めた方に向いている道具だと思います。
いろんな方が考案したレシピを再現しようと思うと、これがないと難しいものも多いので。
価格には幅があるので、購入されるときは販売ページで確認してみてください。
まとめ
- 4:6メソッドを否定しているわけではない
- ただ、コーヒー用スケールが必要で、そこがハードルになる
- 僕はスケールを使わない前提の淹れ方を基本にしている
- 勢いよく注ぐ淹れ方は、もこもこが見えなくなるのでやらない
- 「誰にとっても美味しい」淹れ方はないと思っている
- スケールは、もう一段こだわりたくなったタイミングで
FAQ
Q. 4:6メソッドは美味しくないということですか?
Q. スケールなしでも安定して淹れられますか?
Q. コーヒー用のスケールと、料理用のはかりは違いますか?
Q. もこもこが見えないと、味が落ちるのですか?
スケールの数字を眺めながら淹れるよりも、香りを取ったり、もこもこを見たりして、五感を使ってコーヒーの良さを感じてもらえるといいんじゃないかなと思っています。
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