コーヒーフィルターを濡らす理由

コーヒーフィルターを濡らす理由

コーヒーフィルターを濡らす理由

ドリップコーヒーを淹れる際、最初の濃くて美味しい一滴をなるべくコーヒーフィルターに吸い取られないようにしたいですよね。コーヒーフィルターを事前に濡らすことで、この一滴をできる限り下に落とすことができます。さらに、コーヒーオイルも少しは落ちるのではないかと思います。

これは気持ちの問題かもしれませんが、私はこういった細かいことがとても大切だと考えています。

 

化学的にはペーパーを濡らすほうが正しいそう。
以下はInstagramのDMで教えていただいたことです。
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化学実験で言うところの、濾過という操作として考えると、濾紙(=フィルター)を濡らすのには、物理的な意味があります。

漏斗(=ドリッパー)と濾紙の間に空気が入っていてぴったりくっついていないと、濾液(=抽出されたコーヒー液)がスムーズに下に落ちず、濾過に時間がかかります。
コーヒーでいえば、抽出液がコーヒー豆の粉に浸かっている時間か長くなる、ということです。おそらく、雑味も抽出されることに繋がると思います。

ドリッパーの内側の凸凹は、そういったことも計算した上で、抽出時間のコントロールに繋がっているのかもしれませんね。
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紙臭さを取るため

コーヒーフィルターを濡らす理由としてよく言われるのが、紙臭さを取るためです。しかし、これは個人的な意見ですが、実際には紙臭さがあるという思い込みからくるものではないかと思っています。白色のコーヒーフィルターは、濡らさなくても味に大きな変化はありません。

一方で、茶色のコーヒーフィルターは紙臭さがあるため、お湯で濡らして臭いを取ることをおすすめします。これは味に影響を与えるので、試してみてください。

自分の感覚を信じる

このような意見は人によって異なるため、ご自身の感覚に合わせて決めるのが一番です。正解や不正解はありません。自分が美味しいと感じることが何よりも大事です。僕や他のコーヒー屋さんがどう言っているかに関わらず、自分の感じた通りにするのがベストです。

このことに限らず、あなたが美味しいと思えるコーヒーになれば、それが一番重要なのです。

コーヒーフィルターの種類

コーヒーフィルターには主に白色と茶色の二種類があります。白色フィルターは漂白されているため、紙臭さが少ないです。茶色フィルターは無漂白で、より自然な風味を楽しめますが、紙臭さが気になることがあります。どちらを使うかは好みによりますが、いずれの場合も事前に濡らすことでフィルターの性能を最大限に引き出すことができます。

濡らす際のポイント

コーヒーフィルターを濡らす際には、ドリッパーにフィルターをセットし、熱湯をゆっくりと注いで全体を濡らします。これにより、フィルターがドリッパーに密着し、抽出時にコーヒーが均一に浸透するようになります。濡らした後はお湯を捨ててからコーヒーをセットしましょう。

 

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